waniwa concept 2

庭園設置例

房総には小湊鐵道やいすみ鉄道、JR久留里線など、個性豊かで情緒あふれるローカル線があり、時が止まったような空間を求めて多くの観光客が訪れます。

しかしながら、東京に隣接しているとは言え、房総でも一部を除いて過疎化が進み、少子化も相まって通勤、通学客の減少に歯止めがかからない状況です。

それでも鉄道には他の交通機関にはない旅情と魅力があり、大変貴重な存在であるだけでなく、一度失ってしまうと再び作ることは困難です。

waniwaプロジェクトでは、この鉄道を少しでも盛り上げたいと、線路のそばに作庭することで、今までにない景色を持った庭園、そして今までにない車窓を創出して、少しでもローカル線の活性化に貢献することを目指しています。

waniwaプロジェクトでは、列車の本数や車両数が少ないこと、速度が遅いことなどがかえってメリットとなります。
庭を眺めながら鳥の鳴き声や風の音とともに、遠くから聞こえてくるレールを刻む音や汽笛が、新たな体験をさせてくれることでしょう。

町の中心として地域の人々が集い、旅人を施してきたかつてのお寺、その役割の多くを今は駅が担っていることから、駅と庭との組み合わせも、相性としてはとても良いと言えます。駅に庭園があれば、出会いの場所としての潤いを与えるだけでなく、列車の待ち時間も豊かに過ごせるようになります。

鉄道とのコラボレーションは、アクセス面はもちろん、アピールの点でも非常に効果的で、地方でも多くの方に見ていただけます。また、鉄道の旅と相性の良いアルコールを伴ったイベントにも最適な形と言えるでしょう。

waniwa projectがめざすもの