日本庭園を楽しもう!

日本庭園は先人の豊かな感性が築きあ げた、繊細かつ優美な空間芸術です。
そこに凝縮された自然の世界は、「水の転生」に象徴される「輪廻」を表現し、向き合う人の心に庭を描いて気持ちと心を整えます。

いま、日本庭園がアツい!

日本庭園は観光客の人気No.1

2018年、関西観光本部が欧米豪6か国からの観光客、3024人を対象に行った「観光コンテンツ需要ランキング TOP50」において、「日本庭園」が第1位を獲得、関心の高さが窺える結果となりました。日本のアイデンティティを表すものとして認識されていることがうかがえます。

日本各地では復元や新設も

2010年、奈良県の旧大乗院庭園を始め、2012年の樂山園(群馬)、2017年の永福寺(神奈川)など、各地で復元が行われました。

また、2018年にオープンしたスターバックスの川越店や宇治店には、枯山水庭園が併設されたほか、2019年にデビューした阪急電鉄の観光列車「京とれいん雅楽」には、なんと車内に庭園が設えられました。

房総に本物の日本文化のエッセンスを

関心が高まっている日本庭園ですが、平成19年度の調査では、国の名勝 / 特別名勝に指定された庭園のうち、関東地方にあるものはわずか6.8%にしか過ぎません。これは裏を返せば希少価値があるとも言えます。

関東には16世紀以前の建築物も少なく、そういった点で文化と触れ合う機会が少ないのは残念なことです。とはいえ、建築は復元にも、その維持にも大きな費用がかかってきます。その点、日本庭園は誰でも体感し楽しめる点では建築同様ながら、費用の点では格段にリーズナブル、文化への理解を深めるのに最適なツールと言えます。

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